つい先日、Blackmagic DesignのPocket Cinema Camera 6Kの液晶の一部が完全に反応しなくなってしまった。前から反応が悪くなっていたのだが、ついに壊れてしまったようだ。
僕の場合は、ファンタム電源48Vのオン・オフができなくなり、ガンマイクに電源を送ることができなくなってしまったので致命傷だった。幸いもう一台のカメラで対応したので事なきを得たが、入院確定だと悟った。
設定のリセットを試したが変わらず。
スクリーンの右上に、水滴で結露しているような症状が現れていた。最初は問題なかったが徐々にタッチの反応が悪くなり、設定の初期化やリセットしてみたが、特に改善せず。
何回も連打するとたまに動いていたのだが、最終的に全く反応しない状態へ。
原因は「自然故障」。修理も３日間で完了。
サポートへ電話をすると、いつものようにワンコールで担当者へ。状況を説明し、すぐにカメラを配送することになった。
到着した日に担当者からメールがあり、
「お預かり致しましたPocket Cinema Camera 6Kですが、弊社にて検証を行ったところ、ご申告のLCD不具合の症状が再現されました。シリアル番号から保証期間外である事が確認できました為、有償修理のご案内となります。詳しい料金等につきましては、近日中に修理担当よりご連絡させて頂きます。」
ブラックマジックの担当者のメールより引用
となった。
後日の案内で、「日本本社に液晶の交換パーツがあり、修理を含め3日で終わります」とのことであった。どんな日本のメーカーよりも対応が早いと思う（GW期間をまたいでいるにも関わらず）
ちなみに、修理担当の方から、より詳細な説明を聞けるのは他のメーカーにはない特徴だと思う。
尚、修理代金は
となり、税込で約5万円程度。
これが1年の保証期間内だと全部無料で交換してくれるのもBlackmagic Designのいいところだと思う。
オンラインコミュニティでは、複数の症例がある
Facebookのコミュニティで調べてみると、同様の症状が複数出ていることが確認できた。なので、僕の使い方というより、ハードウェア自体に問題があったのではないかと思う。
本当か分からないが、コメントには「保証期間外だったが、スクリーンを無料で交換してくれた」という記載もあり、国によって対応がまちまちになっているようだ。
かれこれ3年？も使っているのだが、本当に美しい映像を撮影できるカメラが30万円で買えるのはまさにマジック。現場でお客様も驚いて「こんなに綺麗な映像が撮れるんですね！」と言っていただける。
もちろんカメラ以外にも多額の投資は必要（むしろカメラの方が安い気がする）だが、2022年現在でも値段、サイズ、映像においてバランスの取れた最高のカメラだと思う。
2022年7月17日現在、円安の影響で値段が上がってきてるので、新品は買い時が難しいですね。個人的にはUrsa mini 12Kを狙っています。
これからも、Blackmagic Design製品で頑張っていきます！
