朝夕の寒さと昼間の暖かさ。
これぞ秋だろうか。
オンラインでの打ち合わせを終えて16:00。
ホットコーヒーを飲みながら、部屋の中から外を見ると夕暮れ時の香りがしてきた。
秋の虫の鳴き声となんとも言えない冷たさ。
松陰神社に引っ越してきて2ヶ月が経った今日。
この街の、日々を写真に残したいと感じた。
今日、この一瞬は二度と戻ってこない。
この一瞬に無数にある営みは、この一瞬だけのものだから。
「松陰神社」と聞いて、すぐにわかる人は少ないのでは。
三元茶屋から歩いて20分。梅ヶ丘からも歩いて20分。
東急世田谷線の「松陰神社前駅」が最寄り。
世田谷区役所の最寄りでもある。
そんなこの街は、東京の騒がしさとは少し離れた世界にあるよう。
夜は虫が鳴き、人々はゆっくり暮らす。いつでも子供の声が聞こえる。
便利なチェーン店はないけれど、小さな商店が、たくさんある。
呉服店、お米やさん、八百屋さん、お魚屋さん。
どれもこの時代からは消えていってしまっているお店がまだある。
でも昔ながらのお店だけじゃなくて、お洒落なカフェも根付いていて、どこも活気がある。
老略男女、さまざまな人が行き交うこの街。
そんなこの街を、ひたすらに撮ってみたいと思った。
今日の、この湿度の、この天気の、自分が切り取る今日の松陰神社前。
それにしてもSIGMA 50mm F1.4 DG HSM ArtとEOS 5D MarkⅣの組み合わせは重いな。
普段、70-200 f2.8 IS USMの3型と一緒に使ってるけど、このレンズはやたらと重たい。
写りは、まぁ見てもらえればと思う。
レンズの良し悪しというか、こういうのって好き嫌いだから。
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