4月23日の夕暮れに ここが東京のパブリックハウス「The Warrior Celt」

今週は珍しく金曜日も土曜日も、そして日曜日の今日も飲んでいる。
体中をアルコールに侵略されそう。

2週間前に友達から連絡があった。
「遂に赴任が決まって、2週間後に出発だ」と。

彼は、お酒を通して知り合った唯一の飲み友達。

御徒町の雑居ビルの3階。
知らなければ、入ることのない場所。
スコティッシュパブ「The Warrior Celt」

1階は看板だけ。
2階は暇そうな居酒屋。

そして、3階。
ドアノブが半分壊れていて、ぐいっと回して、思いっきり押さないと開かないドア。

金曜日の夜に、「今日は飲みたいな」って思って、誰かを誘う必要はない。
ここにくれば誰かいるから。

まるで家。

ここにいると、不思議な気分になる。
まるで魔法にかかった感覚のような。

時間が光のように、あっという間に過ぎていく。
クラブとも違う、どこか別の惑星にいるんじゃないか。

音楽とお酒と人が重なり混じり合った金曜日の喧騒が、店の空気を彩る。

アナログ。
その輪の中で、つながった人たち。
いま東京という都会に必要な「なにか」がここにはある気がする。

そうだ、今日は彼の送別会。

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